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宇城広域連合環境再生センターKIREKAが完成しました

2021年11月29日

KIREKA全景

 美しい自然と歴史ある風土を未来の子どもたちのために
 環境再生センターKIREKAは循環型社会形成に貢献します

 令和3年11月、宇城広域連合環境再生センターKIREKAが竣工しました。宇城広域連合環境再生センターKIREKAは、昭和41年度に稼働開始した旧浄化センターの老朽化に伴い、衛生処理を主目的とした従来のし尿処理施設から脱却し、宇城広域連合(関係市町:宇土市・宇城市・美里町)圏域内で排出されるし尿・浄化槽汚泥の効率的かつ効果的な処理を行うとともに循環型社会形成推進を目的とした施設整備を行ってきました。
 当施設の水処理方式は、高負荷脱窒素処理方式+高度処理を採用し、定常的に安全な処理を行い、清浄となった処理水を紫外線消毒装置で消毒し、さらに安全な水として放流しています。
 資源化方式については、処理工程から発生する余剰汚泥を助燃剤化し、ごみ焼却施設のごみの燃焼を助け、エネルギー回収(発電)の向上を図るために有効利用を行います。また、施設の設備に関しては処理システム、設備機器、処理制御を省エネルギー化し、自然エネルギーを積極的に活用することで地球温暖化防止にも貢献する施設として、運用を行っております。
 建物を敷地の西側中央に配置することで、施設周辺の田畑に対する日照に配慮し、外観は清潔感のある白を基調としています。これまでのし尿処理施設のイメージを払拭する開放的な設えとし、旧施設跡地に整備エリア(グラウンド)、管理棟2階には会議室を設け、地域住民の方々が訪れやすい施設としています。また、処理機器の配置により騒音・振動を抑制し、搬入物の受入室を3区画に分け自動扉の制御により臭気が外部へ拡散しないように周辺地域への対策を講じています。
 当施設は、連合圏域の生活排水の安定した適正処理と地域環境の保全、有機性廃棄物のリサイクルを通じ循環型社会形成推進に貢献し、美しい自然と歴史ある風土を未来に残していくための施設として、今後も地域と共に歩み続けてまいります。

 ■名  称:宇城広域連合環境再生センターKIREKA
 ■所 在 地:熊本県宇土市松原町386番地
 ■関係市町:宇土市・宇城市・美里町
 ■休 業 日:土日祝祭日・12月29日〜1月3日
 ■処理能力:98kl/日
       し尿:13kl/日 浄化槽汚泥:70kl/日 有機性廃棄物:15kl/日(農業集落排水施設汚泥)
 ■処理方式:○水処理方式 高負荷脱窒素処理方式+高度処理
       ○資源化方式 汚泥助燃剤化
 ■放 流 先:船場川
 ■敷地面積:9,651.87m2
 ■建築面積:1,660.43m2
 ■延床面積:3,371.56m2
 ■建築構造:鉄筋コンクリート造 地下1階・地上2階
 ■工  期:平成29年7月21日〜令和3年11月30日
 ■工事施工監理:(一財)日本環境衛生センター
 ■工事施工:日立造船・浅野環境特定建設工事共同企業体
 ■工事金額:3,815,481,470円

KIREKA写真



お問い合わせ

環境再生センター
電話番号:0964-22-0696


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